ｓｔｅｌｌａｒａｔｏｒ。トロイダル磁界とヘリカル磁界とによってプラズマを閉じ込めるヘリカル系核融合実験装置。仮に単純トロイダル磁場を想定すると、外側で磁界が弱くなるため、粒子ドリフトによる上下方向の荷電分離が生じ、それによって出来る垂直方向の電界が本来のトロイダル磁界に加わり、荷電粒子に外向きの運動を行わせ、その結果として粒子が系外に飛び出す。それを防ぐ手だてとして、螺旋状（ヘリカル）の磁気容器にプラズマを閉じ込めることが考えられた。その一つがプラズマに電流を流すことによりポロイダル磁界をつくるトカマク方式であり、他の一つが外部磁界の形状を工夫してヘリカル磁界をつくるステラレータ方式である。トカマクが原理上間欠運転となるのに対し、ステラレータは連続運転が可能である。米国プリントン大学のＬ．Ｓｐｉｔｚｅｒ，Ｊｒらによる案出。