推定追加資源量 EAR

推定追加資源量 すいていついかしげんりょう

 確認資源量に比べると不確かさは大きいが、直接的または間接的な地質学的兆候によって存在が推定される鉱床に含まれるウラン資源量をいう。OECD/NEAとIAEAの共同調査において導入された概念で2003年版報告書まで使用された。英語表記(Estimated Additional Resources)に基づき、EARとも呼ばれる。このうち、直接的な地質学的兆候によって存在が推定されるが品位、規模などの知識が不十分なものをEAR-I、間接的ではあるが有力な地質学的兆候に基づいて存在が推定されるものをEAR-IIと分類した。2005年版報告書では、EAR-Iは推定資源量(Inferred Resources)、EAR-IIは予測資源量(Prognostigated Resouces)と呼ばれ、前者は確認資源量と合わせて発見資源量(Identified Resources)に、後者は期待資源量と合わせて未発見資源量(Undiscovered Resources)に含められるようになった。これにより、EARの概念は特に意味をなさなくなったが、2007年版報告書でも推定資源量と予測資源量の分類は用いられている。


<登録年月> 2010年07月

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