水素吸蔵合金

水素吸蔵合金 すいそきゅうぞうごうきん

 パラジウム、チタン、ニッケル、鉄、マンガン等の金属をベースとし、水素を大量に吸収し貯蔵する性質を持っている合金を指す。吸蔵できる量がその金属の固体容積の1000倍にも達するものがあり、水素蓄電池や水素燃料貯蔵に利用される。ただし、概して使用する金属が高価であることや重量が大きいことから、まだ用途は限定されており、例えば自動車用の水素燃料貯蔵技術としては実用の段階にはない。


<登録年月> 2010年10月

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