親和性臓器

親和性臓器 しんわせいぞうき

 体内に取り込まれた放射性核種は血液などの体液中に移行し、体液によって運ばれて臓器や骨、筋肉などの組織に蓄積する。体内に取り込まれた放射性核種の化学的性質によって、臓器や組織の種類ごとに蓄積する放射能が異なる。特定の放射性核種に着目した場合、それが特に蓄積しやすい臓器や組織を親和性臓器という。水素の一種であるトリチウム(H−3)が水となった場合やCs−137などは全身にほぼ均等に分布するので特定の親和性臓器はない。Ca−45やSr−90の親和性臓器は骨、I−131では甲状腺である。


<登録年月> 1998年01月

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