シンロック固化技術

シンロック固化技術 しんろっくこかぎじゅつ

 シンロックとは合成岩石のことで、シンロック固化技術とは高レベル固体廃棄物を人工的に合成された岩石中に閉じ込め、地質年代にわたって安定に保持する技術をいう。核分裂生成物やTRU 等を含む高レベル廃棄物をか焼体(外部から強く熱して、脱水その他の分解を起こさせて揮発成分を分離したもの)をCaO,BaO,Al2O3、TiO2,ZrO2などの酸化物と混合し、低酸素圧下で反応させるとホーランダイト、ペロブスカイト、ジルコノライト、ヘルシン石などの鉱物集合体になる。これらの鉱物集合体(シンロック)は、地殻中で少なくとも20億年間は安定であった自然界に存在する鉱物岩石と同じものである。


<登録年月> 1998年01月

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