出力反応度係数

出力反応度係数 しゅつりょくはんのうどけいすう

 原子炉熱出力を単位出力だけ上昇させたときフィードバックする反応度をいう。フィードバックの要因はいろいろあり、主なものを挙げると燃料の温度上昇、減速材の温度上昇、減速材の密度減少、構造材の膨張等が総合して反応度として効く。要因によって時間遅れがある。出力反応度係数の値は負である必要がある。さもないと、出力が上昇したとき正の反応度が加わり、ますます出力が上昇するという危険な状態が起こる。


<登録年月> 1998年01月

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