重水減速炭酸ガス冷却型原子炉 じゅうすいげんそくたんさんがすれいきゃくろ
重水減速の利点とガス冷却炉の経験を生かし、減速材と冷却材の組合せの自由さ、現地組み立ての容易さから燃料チャンネル型を採用した、発電用の炉である。英国が黒鉛減速炭酸ガス冷却型炉(GCR,AGR)の開発の後、この重水減速炭酸ガス冷却チャンネル型炉(HWGCR)の開発を始めたがすぐ中止して、重水減速沸騰水冷却チャンネル型炉(SGHWR;「ふげん」と同じ型)の開発に移行した。HWGCRは、フランス、ドイツ、およびスロバキアで建設されたが、ほとんど運転されず閉鎖となった。