指標生物

指標生物 しひょうせいぶつ

 環境汚染等の環境条件の変化に敏感に反応し、その生物の生育状況を観察することによって、環境条件変化のめやすを得られるような生物を指標生物という。環境放射能汚染に関しては、通常原子力施設等からの放出放射性核種に対する濃縮率が高く、しかも広く食用に供されるものが選ばれる。原子力発電所のように、全国的に分布している施設の周辺環境汚染を比較評価するためには、全国に普遍的に生育している生物を指標生物として選ぶ必要があり、松葉がその代表例である。


<登録年月> 1998年01月

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