湿性皮膚炎 しっせいひふえん
非伝染性の表皮・真皮炎のうち、水泡形成、びらんなどの湿性変化を伴うものをいう。放射線による場合は、20−25Gy程度の放射線被曝を受けたときに起こる。表皮の基底細胞の増殖不能の結果、表皮がそっくり喪失するようになるが(湿性落屑)、これが長引くと、潰瘍になり、時には、癌となることがある。湿性落屑は被曝してから4−6週間後に起こる。