残留関数

残留関数 ざんりゅうかんすう

 生体内に摂取された放射性同位元素は、生物的な代謝によって時間と共に体外に排出される。生体内の器官または組織に残留する元素の割合を時間の関数で表した式を残留関数という。残留関数の表し方は報告者によって様々であるが、一般的には数個の指数関数の線型結合で表される。摂取された元素の残留する割合は、一旦吸収された後、比較的速やかに排泄される項と長期に溜まってゆっくりと排泄される項の2項で表される場合が多く、内部被曝線量の評価にあたって必要な情報である。


<登録年月> 1998年01月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ