原子力発電所で使用された燃料は、日本や欧州諸国のように再処理されるか、または米国やカナダのように燃料のまま貯蔵処理される。再処理または貯蔵処理されるまでの間、燃料を中間貯蔵する一つの方法である。カナダではCANDU 炉の使用済燃料の中間貯蔵としてサイロ貯蔵の実証試験が実施されている。使用済燃料はヘリウムを封入したキャニスタ内に閉じこめられ、キャニスタはコンクリート製のサイロ内に閉じ込められる。サイロは屋外の地上に並べられ、燃料の崩壊熱はキャニスタ及びサイロのコンクリート壁を通して大気中へ放熱される。