国際放射線防護委員会が1977年勧告で示した放射線防護の基本的考え方を示す概念であり、”as low as reasonably achievable”の略語である。通称としてアララと呼ばれることが多い。放射線防護の最適化として「すべての被ばくは社会的、経済的要因を考慮に入れながら合理的に達成可能な限り低く抑えるべきである」という基本精神に則り被ばく線量を制限することを意味する。この精神は原子力発電所周辺の住民が極力放射線被ばくを受けない事を合理的に達成することを意図している。2001年4月に実施された放射線障害防止法では一般人の線量限度は1mSv/年とされている。