確率論的安全評価 PSA

確率論的安全評価 かくりつろんてきあんぜんひょうか

 Probabilistic Safety Assessment(PSA). 確率論的安全評価とは、発生する可能性のあるさまざまな事象に対して、その発生の確率を考慮して安全性を評価することである。原子炉の場合、原子力施設等で発生し得るあらゆる事故を対象として、その発生頻度と発生時の影響を定量評価し、その積である「リスク(危険度)」がどれ程小さいかで安全性の度合いを表現する。なお、PSAと対比される決定論的安全評価では、ある事故は起きるものとして、その時のプラントや環境に対する影響を定量評価し、それがある一定基準以下であれば、その事故に対して安全性が確保されていると判断する。PSAは、施設・設備の劣化を考慮に入れた安全評価として、海外では、広範に利用されている。


<登録年月> 2004年03月

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