宇宙太陽発電システム SSPS

SSPS えすえすぴぃえす

 Space Solar Power Systems. 地球周回軌道(静止軌道)に広大な面積の太陽電池パネルを搭載した発電システムを配備し、太陽光により発生した電力をマイクロ波やレーザーなどに変換して地上に伝送して、地上でそのエネルギーを電気や水素等の燃料に変換するシステム。赤道上高度36,000Kmの地球静止軌道に太陽発電衛星を展開すると、一日中太陽光を受けて発電し、地上に伝送し続けることができる。米国、日本を含め、主要国で検討が行われているが、実現のためには低コストで宇宙へ大量の資材を輸送する技術の開発、強力な宇宙線による発電システムの材料劣化問題の解決、効率的な地上伝送技術の開発などの課題がある。


<登録年月> 2010年10月

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