IAEAのInternational Safety Advisory Group(国際原子力安全諮問グループ)の略。国際的な重要性をもつ一般的な原子力安全問題について、情報交換、事務局長への勧告等を行うことを目的として1985年3月、INSAGは設立された。1986年にはチェルノブイル事故に関し、事故原因を分析した報告書、また、原子力安全の基本的考え方をまとめた基本安全原則、1991年には「セイフティ・カルチュア」についての報告書が取りまとめられている。現在、INSAGには5つのワーキンググループが設置され、放射線防護に関する新規の国際的基本安全基準について専門家による検討が進められている。