SWR1000は、ドイツのシーメンス社が進めている出力1000MWの単純化沸騰水型原子炉（Simplified Boiling Water Reactor）である。この炉は、欧州加圧水型炉EPR（European Pressurized Water Reactor）を補完するプロジェクトとして開始された。主な特徴は、安全系に重力注入や自然循環のような自然法則に基づいて設計された受動的安全炉である。SWR1000は、広範にわたる受動的安全器機の導入によりプラントの安全システムにかかる総費用を低下させている。