Global Warming Potential 二酸化炭素を基準にして、二酸化炭素以外のガスが地球を温暖化させる性質をどれだけ持っているかを表した値を各々の温室効果ガスの地球温暖化係数GWPという。GWPの計算については未だ世界的に統一された方法がなく、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書でも、毎回数値が異なっている。ただし、京都議定書の第5条第3項に基づき、第3回締約国会議で合意したIPCCの第2次評価報告書による地球温暖化係数を温室効果ガスの排出量の計算に用いることとなっている。IPCC第2次評価報告書(100年間での計算)では、二酸化炭素に比べて、メタン21倍、一酸化二窒素は310倍、フロン類は数百から数万倍の地球温暖化をもたらすとされている。