緊急時問題常設作業部会 SEQ

緊急時問題常設作業部会 きんきゅうじもんだいじょうせつさぎょうぶかい

 Standing Group on Emergency Questions 石油供給途絶等緊急時の対応に関する諸問題を検討するため、国際エネルギー機関(IEA)理事会のもとに設けられている作業部会である。IEA加盟国、または特定の加盟国の7%を超える石油供給の中断の際にのみ発動される、国際エネルギー計画(IEP)の対策を実施するため、IEAは緊急時石油融通システムを発動することとしている。これは、まず加盟各国が石油需要の抑制、備蓄の取崩しにより対処し、さらに不足する分については、加盟国間で融通しあって補うもので、このため、加盟各国前年の輸入総量の90日分に相当する石油の備蓄(石油備蓄)が義務づけられている。本作業部会は、これらの対策の立案、調整等、石油緊急時対策の全局面の責任を負うグループである。定期的にIEPが定めた緊急時対応メカニズムを試験し、更新する。訓練やテストにはメンバー国、石油産業および事務局の職員が参加する。SEQは国際石油資本と密接な関係を持っており、緊急時または試験時には、石油産業の特別なグループが事務局と石油産業共同の緊急時作戦チームに参加する。


<登録年月> 2005年10月

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