Europian Council,Europian Commision,Europian Community
(1)Europian Council(欧州理事会)
1974年に設置された欧州理事会は、欧州連合(EU)の全体的な政治指針と優先課題を決定する。2009年のリスボン条約発効をもってEUの正式な機関となった。欧州理事会は、加盟国の国家元首または政府首脳、および欧州理事会議長と欧州委員会委員長で構成され、EUの外務・安全保障政策上級代表もその任務に参加する。
(2)Europian Commision(欧州委員会)
1993年に発効した欧州連合(EU)の行政執行機関。加盟国から派遣された27名の委員が、国の省庁に相当する38局を分担し、(1)法令案の提出、(2)法令の執行、(3)局の業務に関する対外交渉と条約締結、および(4)予算執行を行う。
(3)Europian Community(欧州共同体)
1967年に欧州石炭共同体(ECSC)、欧州経済共同体(EEC)、欧州原子力共同体(EAEC)の3つが統合され、欧州共同体(EC)が発足した。この時点での加盟国は西ドイツ、ベルギー、フランス、イタリア、ルクセンブルグ、オランダの6ヶ国であり、1993年には12ヶ国に拡大した。2009年に発効したリスボン条約で、欧州共同体(EC)はその役割を欧州連合(EU)が継承したことで発展的に消滅した。