環境放射線 かんきょうほうしゃせん
生活環境にある自然放射線又は人工放射線をいう。自然放射線には大気圏外からの宇宙線と地殻を構成する天然放射性元素などに由来する放射線とがある。人工放射線のうち環境放射線と呼ばれるのは、過去の核実験によるフォールアウトから放出される放射線と原子力施設で発生して環境中に存在する放射線である。医療用放射線も人工放射線の一種であるが、生活環境に広く存在するものではないので環境放射線には含めない。ただし、「身の回りの放射線」による一人当たり年被曝線量の推計に際しては、医療用放射線による被曝も考慮される。