重要度分類

重要度分類 じゅうようどぶんるい

 発電用軽水炉施設の安全性を確保するために必要な機能について、安全上の見地からそれらの相対的重要度を定め、構築物、系統、機器の設計について重要度に従って分類したもの。重要度分類は、安全機能の性質に応じて「異常発生防止系」、「異常影響緩和系」の2つがあり、それぞれ重要度の高いものからクラス1、クラス2、クラス3の3つに分類される。各クラスの構築物、系統および機器が達成すべき目標は、クラス1の系統については合理的に達成しうる最高度の信頼性を確保し、かつ、維持すること、クラス2の系統については高度の信頼性を確保し、かつ、維持すること、クラス3の系統については一般の産業施設と同等以上の信頼性を確保し、かつ、維持することとされている。なお、発電用原子炉施設については、耐震設計上の観点からも重要度分類が行われており、S、B、Cクラスの3つに分類されている。


<登録年月> 2009年03月

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