活断層

活断層 かつだんそう

 断層とは岩盤の破壊によって一つの面を境に両側にずれた地層をいい、活断層とは最近の地質時代に繰り返し活動し、将来も活動する可能性のある断層を指す。最近の地質時代の期間に関する一般的な合意はなく、第四紀(約180万年前から現在)を指す場合や、10万年程度以内を目処とする場合もある。原子力発電所の耐震設計審査指針の改訂(2006年9月)においては、それまで1〜5万年前以降としていた活断層の評価期間を約12〜13万年前以降に拡大した。また、新指針の解説では、震源として想定する断層の評価においては、既存文献の調査、変動地形学的調査、地表地質調査、地球物理学的調査等を適切に組み合わせた十分な調査を行うこととしており、原子力安全委員会は2008年6月に「活断層等に関する安全審査の手引き」にその具体的方法を示した。なお、東北地方太平洋沖地震(2011年3月)に伴う福島第一原発事故を契機に安全規制体制の抜本的な改革が行われ、新たな規制行政組織として原子力規制委員会が2012年9月に発足した。耐震安全に対する要請が一層強まる中で、活断層に関連する上記の審査指針と手引きも原子力規制委員会によって見直される可能性がある。


<登録年月>
2012年11月




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