L型輸送物

L型輸送物 えるがたゆそうぶつ

 放射性物質を事業所外で輸送する場合の輸送物の区分の一つで、輸送物中の放射性物質の収納量を極少量に制限してその危険性を極めて小さく抑えたもの。核燃料物質の場合には天然ウランまたは少量の核燃料物質を容器に収納した輸送物で、表面が耐腐食性の金属被覆がされているものが該当する。放射性輸送物の区分にはこの他に、より多量の放射性物質を含む輸送物として、A型輸送物とB型輸送物の区分があり、それぞれ収納放射能量と表面線量が法律で定められている。なお、L型輸送物は日本独自の区分であり、国際原子力機関(IAEA)が定める区分ではA型輸送物の一部として取り扱われている。


<登録年月> 2012年07月

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