次世代原子炉

次世代原子炉 じせだいげんしろ

 一般には、現行軽水炉プラントの更新時期にあたる2030年頃の実用化を目指した第4世代原子炉のことを言う。第1世代炉は1950年代から1960年代前半に運転を開始したPWR、BWRの原型炉、及び黒鉛減速炭酸ガス冷却のマグノックス炉等である。第2世代炉は、1960年代後半から1990年代前半に建設された商業用原子炉群で、PWR、BWR、CANDU、ロシアのVVER、RBMK等である。第3世代炉は、1990年代後半から計画、導入されているABWR、EPR等である。第4世代炉は、経済性、安全性、放射性廃棄物、及び核拡散抵抗性に優れた革新的原子炉であり、まだ概念検討の段階にある。なお、第3世代炉の改良型で、第4世代炉の実用化以前の時期に導入することを目指した炉を次世代炉と呼ぶこともある。


<登録年月> 2007年12月

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