リコイル

リコイル りこいる

 燃料ペレットの表面近くで核分裂片が、反跳エネルギーによって直接ペレットから放出する機構をリコイル(または反銚)という。FPガス放出機構(リコイル、ノックアウト機構および拡散機構)のうちの1つである。放出されたFPガスは燃料棒内のフリーボリューム(空隙)を満たし、ペレット−被覆管ギャップの熱伝達率を低下させ、燃料温度を上昇させると同時に、燃料棒内の圧力上昇を引き起こす。この機構は燃料の温度に依存しない。


<登録年月> 2007年10月

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