reactor containment。正確には、原子炉格納容器という。原子炉施設では、放射性物質が主要施設から環境に放散されることを防止するための一つの手段として、主要施設を格納するための密閉性と耐圧性の高い容器(実際には建造物)が設けられている。原子炉施設内においては、異常時(事故、故障等)に、環境に放射性物質が放散される場合を想定し、対策をたてている。その一つとして、原子炉、原子炉冷却系あるいはその他主要設備から放射性物質が放散されるような場合にも、環境への拡散を防ぐために気密な建造物に収納(格納)して、事故時の被害防止の手だてとする。この建造物を原子炉格納容器という。