全球気候観測システム

全球気候観測システム ぜんきゅうきこうかんそくしすてむ

 Global Climate Observing System,GCOS;GCOSは、世界気象機関(WMO)、国連教育科学文化機関(UNESCO)の政府間海洋学委員会(IOC)、国際学術連合(国際科学)会議(ICSU)および国連環境計画(UNEP)がスポンサーとなり1992年に開始した国際気候モニタリング計画である。GCOSの目的は、気候に関連する諸問題を解決するために必要な観測データと情報が確実に収集され、すべてのユーザーに提供することである。日本はGCOSが推進する気候変動の検出、影響監視等のための総合的な観測システム構築に積極的に参加している。また、GCOSでは、途上国とりわけ後発発展途上国に焦点をあてた気候モニタリングと社会経済面も含めた関連研究なども行っている。GCOSの組織は、運営委員会の下に設置された3つのパネル(大気観測、海洋観測、陸域観測)から成っている。事務局はジュネーブのWMO内に置かれている。


<登録年月> 2007年08月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ