政府間海洋学委員会

政府間海洋学委員会 せいふかんかいようがくいいんかい

 Intergovernmental Oceanographic Commission,IOC;IOCは、加盟国の共同活動を通じて海洋の自然現象および資源に関する知識の増進を図りつつ、各種の国際的な海洋調査・研究、海洋汚染監視、海洋資料交換、教育・訓練および相互援助等の事業を行うため、国連教育科学文化機関(UNESCO)の中に設置された機関である。第11回UNESCO総会において採択された決議および海洋学研究に関する政府間会議による勧告に基づき、1961年10月に第1回の委員会がUNESCO本部で開催された。IOCの組織は、委員会、執行会議、事務局より成る。参加国は129か国(2005年)。IOCの下で実施されている海洋環境保全に関する活動としては、海洋環境汚染世界的調査(GIPME)、全世界海洋情報サービスシステム(IGOSS)の構築・運営、西太平洋海域共同調査(WESTPAC)などがある。日本では、日本海洋データセンターがIOC刊行物・文書保管センター業務、IOCの国際海洋データ・情報交換システムに関する業務等を実施、またIOCの依頼により、西太平洋海域共同調査(WESTPAC)実施海域内の各国海洋関係機関の職員を対象に海洋データ管理研修を毎年実施している。


<登録年月> 2007年08月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ