気候変動性・予測可能性研究計画

気候変動性・予測可能性研究計画 きこうへんどうせい・よそくかのうせいけんきゅうけいかく

 Climate Variability and Predictability Experiment,CLIVAR;世界気候研究計画(WCRP)のプロジェクトの1つとして、1995年に開始された研究計画で、気候変動の調査、比較的短期間における予測可能性および人類の活動に起因する気候システムへの影響を研究することを目的とする。CLIVARは、熱帯海洋・全球大気計画(TOGA(1985−1994))の知見を基にさらに研究を前進させ、また世界海洋循環実験計画(WOCE(1990−2002))により取り組まれた研究を拡大している。具体的には、海洋・大気・陸域・氷域結合モデルや古気候の記録、観測結果の解析、人為的な要因による影響の見積りを用いて、季節から年々、10年、100年の広い時間スケールにわたる物理過程や気候変動性、予測可能性を追求している。また、放射活性な気体やエアロゾルの増加が気候システムに及ぼす変化の解明・予測を行っている。CLIVARの下には科学推進グループが設けられ、研究プログラムの編成や推進、科学的指標の提供、データ解析、科学的結果の普及、他の関連組織やプログラムとの連絡等の活動を行っている。


<登録年月> 2007年08月

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