発見済みの天然資源のうち、その大きさ、品位および形状が明らかになった既知の鉱床中に存在する資源量を確認資源量(Reasonably Assured Resources;RAR)という。ウランの場合には、この確認資源量に推定資源量(主に直接の地質学的事実に基づいて、よく探鉱された鉱床の拡張部か、地質学的連続性は明らかになっているが、鉱床の拡がり、鉱床の特性に関する知見などの特定デ−タが確認資源として分類するには不十分な鉱床中に存在すると推定される資源量)を加えた資源量を発見資源量(Identified Resources)という。ウラン資源量に関するOECD/NEAとIAEAの2007年版報告書によると、世界において130ドル/kgU未満のコストで生産可能な天然ウランは、確認資源量で約334万トンU、発見資源量で約547万トンと推定されている。日本におけるウランの確認資源量は約6,600トンUである。