凝集系核科学

凝集系核科学 ぎょうしゅうけいかくかがく

 常温核融合の研究の中で、従来報告されていた低温DD核融合現象だけでなく、固体中(凝集系)での低エネルギー核効果と考えられる現象が多く報告されるようになった。近年、このような凝集系(主としてパラジウムやチタン等の水素吸蔵性金属固体中)で水素同位体を介して引き起こされる核反応現象を広く扱う研究を「凝集系核科学」とよんでいる。このような経緯から、常温核融合国際会議(International Conference on Cold Fusion:ICCF、1989年に第1回会議を米国ユタ州で開催、最近では2005年に12回目の会議を横浜で開催)は発展的に「凝集系核科学国際会議」(International Conference on Condensed Matter Nuclear Science)と名称を改めている(ICCFの略称はそのまま用いている)。


<登録年月> 2007年09月

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