保安検査

保安検査 ほあんけんさ

 原子炉施設の運転に関して保安のために必要な事項を定めた保安規定の遵守状況について、国が定期的に行う検査を保安検査という。原子力発電所で事業者が実施した保安活動の計画から実行、実行結果の評価、その評価に基づく改善まで一連の過程で守られなければならない保安規定の要求事項が遵守されていることを原子力保安検査官が確認する。そのため、事務所、工場、事業所等への立入り、帳簿、書類等の必要な物件の検査、関係者に対する質問等を行う。保安検査を通じて保安規定に違反していることが判明した場合、原子力・安全保安院(NISA)は事業者に対して改善指示を行う。改善指示を受けた事業者は、再発防止対策等についてNISAに報告することになる。これらは原子炉等規制法第37条第5項に基づき、年4回実施される。図に保安検査と他の検査・審査等の関係を示す。


<登録年月> 2007年06月

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