照射食品検知技術

照射食品検知技術 しょうしゃしょくひんけんちぎじゅつ

 照射食品を識別する技術を照射食品検知技術という。照射食品には、原則として、放射線を照射したことの表示が国際的に義務付けられている。規制担当者、販売者、消費者各々にとって、食品が照射されたか否かを知るためには、表示が明確に行われなければならない。照射食品検知技術の確立によって、放射線照射を明確に表示させることに結びつく。検知技術の開発については、国際原子力機関と国連食料農業機関の共同プロジェクト等により、電子スピン共鳴(ESR)法(骨付き肉、殻付き魚介類)や熱ルミネセンス(TL)法(香辛料、一般食品)などの技術が確立されつつある。国の行政検査に用いる公定検知法として、2007年7月に輸入香辛料を対象にTL法が指定された。照射食品の検出方法を表に示す。


<登録年月> 2007年07月

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