ロスエネルゴアトム

ロスエネルゴアトム ろすえねるごあとむ

 1991年のソ連崩壊によって、ソ連邦を構成していた各共和国が相次いで独立し、原子力発電所、研究開発施設などの資産は、所在する共和国に属し、各国で原子力開発体制が編成・整備されることになった。ロスエネルゴアトム(ROSENERGOATOM)はロシア連邦における原子力開発を管轄する行政機関として設置された原子力省(MINATOM)の下部機関として、原子力発電所を集中的に管理するとともに、その安全性を確保するため、1992年9月7日の大統領令1055号によって、裁量権を持つ原子力省管轄下の組織として設立された。独立組織とされたレニングラード原子力発電所を除く全ての原子力発電所を管理し、原子力発電所の建設、運転の他、保守や技術支援、運転計画の立案、緊急時計画の立案、広報、運転員や職員の訓練を行う責任を有している。なお、安全規制部門では、大統領付属のロシア原子力放射線安全国家委員会(GAN:Gosatomnadzor)が設置されている。


<登録年月> 2007年07月

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