定期安全レビュー報告書

定期安全レビュー報告書 ていきあんぜんれびゅーほうこくしょ

 定期安全レビュー報告書とは、原子力発電所の運転開始後10年毎に、現行の基準・指針類や最新の知見に基づき原子力発電所の安全性を総合的に評価し、必要に応じ適切な対策を講じることを記載した、電力会社が国の検査機関の原子力安全・保安院(NISA)に提出する報告書をいう。報告書は、自主保安活動の一環として、発電所の安全性・信頼性を総合的な観点から次の3項目について定期的に評価したものである。1.運転経験の包括的評価:国内外の原子力発電所における運転経験から得られた教訓の管理・設備への反映状況、2.最新の技術的知見の反映:安全性に関する重要な技術的知見の反映状況、3.確率論的安全評価:原子力発電所で発生する可能性がある異常事象を想定し、その後の事象発展の確率を評価することにより、原子力発電所の安全性を定量的に評価する。NISAでは、電気事業者から提出された定期安全レビュー報告書について、その内容を精査し、評価結果を報告書として取りまとめ、公表している。


<登録年月> 2007年09月

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