わが国のエネルギー安全保障の確立のため2006年5月に策定した「新・国家エネルギー戦略」の戦略項目の一つ。この計画では、2030年までにエネルギー消費効率の30%以上の改善を行うため、将来を展望した省エネルギー技術戦略と省エネルギーの成果を定量的に示すベンチマークの開発・普及を核に、助成措置や税制、若しくは規制等を通じた初期需要の創出促進策などを積極的に組み合わせつつ、技術革新とそれを受け入れる社会システム側の変革との好循環を確立するとしている。省エネルギー技術戦略に関しては、(1)超燃焼システム技術、(2)時空を超えたエネルギー利用技術、(3)次世代省エネデバイス技術、(4)省エネ型情報生活空間創生技術、(5)先進交通社会確立技術の5つの開発を重点分野としている。