核ジャック

核ジャック かくじゃっく

 核物質を、原子力施設から、また、海上や陸上での輸送時に奪取、盗取りすることおよび原子力施設への妨害破壊行為を核ジャックという。これを防ぐために、核物質防護条約、原子炉等規制法等に従って実施される核物質防護措置がある。原子力施設においては、多重に配置した防護区域等(枢要区域、防護区域、周辺防護区域)の中で核物質の保管、使用を行うこと(多重防護)、防護区域等は侵入検知器および監視システム等を適切に配置しかつ出入り管理を厳重に行うこと、常時警備員を駐在させることなどが核物質防護措置である。また、海上輸送では護衛艦が、陸上輸送では警備車が随行する。


<登録年月> 2007年09月

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