持続的成長とエネルギー・環境問題の同時解決を目指した革新的技術の開発を目的として1993年に開始された国家プロジェクト。石炭液化、地熱利用、太陽光発電、水素エネルギーの技術開発に重点的に取り組んだが、社会情勢の変化や省庁再編等に伴い2000年に終了した。日本の新エネルギー技術開発は1973年の第1次石油危機の後に本格化し、まず、石油に代わる新エネルギーの研究開発の推進を目的とするサンシャイン計画が1974年に発足し、その後、省エネルギー技術の研究開発を進めるムーンライト計画が1978年に発足した。さらに、1989年に地球環境保全技術に係る研究開発制度が創設された。しかし、新エネルギー、省エネルギー、地球環境に係る技術には重なる分野が多いことから、これらを発展的に解消し、エネルギーや地球環境分野の技術開発を総合的に推進する新たな国家プロジェクトとしてニューサンシャイン計画が発足した。この計画は終了したが、その後もエネルギー基本計画等に基づいた政策が展開されている。