コンバージング・テクノロジー

コンバージング・テクノロジー こんばーじんぐ・てくのろじー

 converging technologies(CTs):コンバージング・テクノロジーは、特定の目的を達成するために2つ以上の異なる分野の科学や技術を収斂(converging)する技術であり、かつ他の技術に影響を与えてシステム全体を劇的に変化させるという、「メタ技術」の一種と考えられている。「収斂技術」の意味が確立したのは、2001年12月に米国の国家科学財団と商務省が開催した研究集会においてである。研究集会の報告書では、収斂技術は、共通目標の追求の中でお互いに実現能力を与え合うとし、その目標は、人の能力向上を目指した収斂技術…現在の再先端であるナノテクノロジー、バイオテクノロジー、情報技術及び認知科学(4つの頭文字をまとめて”NBIC”と呼ぶ)である。これら4分野を基盤とした科学技術の分野融合的な収斂は、社会ニーズや政策課題を科学技術と関連付けることを可能にすると考えられて、欧米の科学技術政策上で推進されているが、わが国においてはCTsに関連する議論は未だなされていない。


<登録年月> 2007年08月

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