かく

(1) nucleus。原子核の略称である。陽子と中性子から構成されている複合粒子を言う。原子の中心にあって、その大きさは半径が10−12cm〜10−13cm程度と極めて小さく、原子半径の一万分の1にも達しないが、原子核は原子の質量のほとんど全部を占めている。Zeの正電荷をもつ。ただし、eは電気素量で、Zは陽子の個数(原子番号と呼ばれる)である。
(2) nucleus。生物で細胞の中心となる小体。真核生物の細胞の中にある球形の小体で、細胞核ともいう。核膜に包まれ、内部に遺伝情報を担うデオキシリボ核酸を包む。


<登録年月> 1998年01月

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