雪氷熱利用

雪氷熱利用 せっぴようねつりよう

 雪氷熱利用は、降雪地域において冬季に降り積もった雪や、寒冷地域で冷気を利用して作った氷を夏季まで貯蔵・保存し、その冷熱エネルギーを建物等の冷房や農作物等の保存に利用することをいう。新エネルギーのひとつである。断熱材で覆われた貯蔵庫に雪や氷を蓄え、鮮度保持に欠かせない適度な湿度を保った冷気を利用して生鮮食品を貯蔵するものや、雪の融解水を汲み上げ、熱交換器で循環水を冷却し冷房に使うものがある。古くから、北海道、東北地方の日本海沿岸部を中心とした豪雪地帯において、生活上の障害であった雪氷を夏期まで保存し、雪室や氷室として農産物などの冷蔵用に利用してきた。近年、地方自治体などが中心となった雪氷熱利用の取組が活発化し、農作物保存用の農業用低温貯蔵施設、病院、老人介護保険施設など、公共施設などの冷房用の冷熱源に利用されている。


<登録年月>
2007年02月




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