放射線管理室

放射線管理室 ほうしゃせんかんりしつ

 原子炉施設やRI取扱施設などには、放射線管理室が設けられている。その業務は主として放射線業務従事者を対象に、また必要な場合には一般公衆の被ばくを、いかなる場合にも法令に定められている限度を超えることなく、合理的に達成できる限り低く保つことを目的として、作業者とは独立した立場で、放射線防護に関する評価検討、放射線モニタリング、計測機器類の管理、作業者に対する教育、訓練などの放射線管理業務を行うことである。放射線管理担当者は、放射線作業環境の放射線レベルや放射性物質による汚染レベルを、常に基準値以下に維持するために、施設内の表面汚染検査や線量率測定および空気中の放射性物質を測定する等の、定期または不定期のサーベイを実施する。放射線管理室は、施設全体の管理がし易いように、管理区域の出入口近くの非管理区域側に設けられ、各種の放射線監視設備が設置され、常時モニタの指示値と警報が確認できる。


<登録年月> 2007年01月

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