潰瘍 かいよう
粘膜層、皮膚表皮層などにみられるもので、ある広さを持つ組織表面がある深さまで欠損することである。欠損が浅い場合をびらんという。潰瘍は、まず組織が壊死(生命体の一局所の組織が死ぬこと)し、次いでそれが、剥離または融解することにより生ずる。放射線による皮膚の潰瘍は、はげしい湿性落屑のあと、脱水、感染などで皮膚が二次的損傷を受けて起こる。