フレアガス

フレアガス ふれあがす

 石油を精製する製油所では原油を熱分解してガソリンや軽油を作る際に、メタンなどの炭化水素ガスが発生する。このガスをフレアガスという。フレアガスは、化学プラントや製鉄プラントから発生するものも含めて、可燃性で毒性があり、臭いもあるため、そのまま大気中に排気するのではなく、煙突の先で燃やしてある程度無害化している。これをフレアスタック法という。しかし、新エネルギー・産業技術総合開発機構では、エネルギーの有効利用と二酸化炭素排出量削減の観点から、フレアガスを圧縮・液化して液化石油ガスとして回収する技術を開発し、インドネシア等で実証運転を開始している。(図1参照)


<登録年月> 2006年11月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ