アポトーシス

アポトーシス あぽとーしす

 apoptosis アポトーシスとは、多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる。あらかじめ遺伝的プログラムに組み込まれ、管理・調節された細胞の自殺という意味で、プログラム細胞死とも呼ばれる。細胞内外の環境の悪化によって起こる細胞死、ネクローシスの対語として用いられる。個体発生において、余分な細胞を取り除く必要のある状況で見られる(手指形成過程における水かきの消失など)。また、がん化した細胞など内部に異常を起こした細胞のほとんどは、アポトーシスによって取り除かれ続けており、これにより、ほとんどの腫瘍の成長は未然に防がれている。放射線照射に伴う細胞のアポトーシスでは、間期死型(照射を受けた細胞が分裂することなく死ぬ)と増殖死型(照射後一回以上細胞分裂を経てから死ぬ)があることが知られている。(図1参照)


<登録年月>
2006年11月




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