クロソイド曲線

クロソイド曲線 くろそいどきょくせん

 clothoid curve. 直線部から円曲線に進む場合に曲率の変化を緩やかにする緩和曲線の一種をいう。車の速度を一定に保ちハンドルを一定の角速度で回した時に車が描く軌跡がクロソイド曲線である。特に高速で走行する道路の場合には、直線と円曲線をそのまま繋ぐと曲率半径が不連続に変化するため、円曲線に入る際に運転者が急ハンドルを切る必要があり危険である。そこで、滑らかにハンドルを回して曲線区間を走行できるように、直線と円曲線の間に緩和曲線が挿入される。高速道路のほか、遊園地のジェットコースター、地下鉄の軌道の設計などに利用されている。


<登録年月> 2011年12月

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