流動加速腐食

流動加速腐食 りゅうどうかそくふしょく

 Flow Accelerated Corrosion FAC エロージョン・コロージョン(E/C)は流動媒体による機械的作用と化学的作用の重畳によって生ずる、材料の激しい損耗である。流動媒体が直管を流れる場合、例えば酸素を含む水溶液中での炭素鋼のE/Cでは、腐食速度は層流域で流速の0.4乗に、乱流域で0.8乗に比例する。しかし、オリフィス部などによって管路が拡大していると、オリフィス下流部の管路の拡大に伴って流体の乱れが大きくなり、E/C速度が著しく加速される。これは加速された乱流下におけるE/Cであることから、流動加速腐食と呼ばれる。2004年8月の美浜発電所の2次系配管破損はFACによると考えられている。同様に熱交換器などのパイプの吸い込み口からパイプ直径(D)の2倍程度のところに侵食が集中する吸い込み口腐食(inlet attack)と呼ばれる形態も知られている。図1に単相流における流れパターンとE/C速度の関係の一例を示す。


<登録年月> 2006年09月

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