TRISO型被覆燃料粒子

TRISO型被覆燃料粒子 とらいそがたひふくねんりょうりゅうし

 TRISO-coated fuel particle 高温ガス炉では、約1000℃以上の高温と高燃焼度に耐えるように、直径数百ミクロンのセラミック燃料核を熱分解炭素で被覆した燃料粒子が用いらる。低密度熱分解炭素及び高密度熱分解炭素(PyC)で被覆したBISO(二重被覆)型被覆燃料粒子に対し、更に炭化ケイ素(SiC)で被覆したものをTRISO型被覆燃料粒子いう。炭化ケイ素は高密度炭素被覆では防げないある種の核分裂生成物( Cs,Sr, Baなど)を閉じ込める働きをしている。被覆層が三重となっているので、TRISOと呼ぶ。最近は更に一層の炭素層が加えられ四重被覆となっているものがある。なお、TRISOはtri-isotropicの略称である。


<登録年月> 2006年07月

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