防護具

防護具 ぼうごぐ

 防護具は管理区域内での作業や緊急時の防災活動を行う際に使用する物品であり、大別して放射線による外部被ばくを防ぐものと、放射性物質による汚染や吸入を防ぐものとがある。前者は主にX線や密封放射線源を取り扱う医療機関、研究所などで使用されるもので、鉛を含んだつなぎ服、エプロン、手袋、メガネなどである。原子力施設の管理区域で使用されるのは主に後者で、表面汚染防止のための特別な作業服、布帽子、綿手袋、ゴム手袋、安全靴などがある。また、空気中の放射性物質の吸入を防ぐために、放射性粉塵の除去性能の高い防護具の反面マスクまたは全面マスク、外部から空気を送るエアラインスーツや圧縮空気ボンベを装着した空気マスクなどがあり、作業環境と目的に応じて使い分けられる。


<登録年月> 2006年07月

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