コールセンター

コールセンター こーるせんたー

 コールセンターは、多数の石炭ユーザーに石炭を中継するために設置される施設であり、港湾設備、石炭搬入設備、貯炭設備、石炭払出設備等からなる。センターでは大型船(外航船)から石炭を搬入し、小型船(内航船)、鉄道、トラック等に払い出しを行う。エネルギー源の石炭転換に当たっては、海外炭開発、石炭利用技術の開発とともに大型専用船、大型港湾およびストックヤードを含む一貫した輸入体制の整備等石炭の流通合理化が必要である。コールセンターは、このような体制の一環として重要な役割を果たす。コールセンターは次のような機能を有している。A.大型輸送船の利用が可能となり、一次輸送費の低減を図ることができる。B.港湾設備、貯炭設備等の集約化により、石炭消費者(特に小口消費家や立地上、近隣に受入基地の建設が無理な消費家)が個々に多額の投資を行わずに済むため、コスト低減と石炭利用拡大に寄与する。C.産炭国からの供給変動等に対する調整能力が増大し、石炭の安定供給の確保に寄与する。図1に主要コールセンター所在地を示す。


<登録年月> 2006年07月

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